第7回おろしがね (2024.06.08)

 

今年2度目のおろしがね(まとめがね)作業を行いました。

参加者: 中嶋、松嶋、山﨑T、朝吹、中野の5名。

前回の反省をもとに、今回は炉の作り方などを過去の資料などを参考にみんなで確認し、話し合って決めました。
炉の形状は前回までを踏襲。これは2017年に吉原義人刀匠の工房で見せていただいたものを踏襲しており、変更なし。
羽口の角度は15度。この場で吉原刀匠に電話したところ、20、30度と言われました。あれ、工房でやっていたのと違うぞ、、。また、加藤清志刀匠からは少し傾ける程度と指導されています。そこで今回は15度でやってみることに。
ブロアーは前回同様、製鉄と同じものに。ただしかなり風量は絞る。投入する小ケラの総量は2.5キロ。前回は多すぎでした。
これまで炉は地面に造るか炉型の上に造るかを統一していませんでしたが、今回は地面に炉を造ることに。
それから、これまでつけていなかった記録を黒板にメモをとること。
そしていよいよ砕いた小ケラの投入は、あまり時間を待たずに少しずつ始めました。

 

1回目はまあまあの成果です。2.5キロから1.2キロの塊に。それと小さいもの2つ。合わせて1.6キロ。
この時の小ケラはずいぶん前に砕いてあったあまり良質でないものを2.5キロでした。

2回目は満足な成果です。2.5キロから2.0キロの塊。途中でレンガの隙間から、また解体時にもノロも流れました。解体するとふつふつと沸いていました。
小ケラは先月、川口さん、尾山さん、寛太くん、そして真知子さんが砕いたわりと大粒のもの良筆のもの、2.5キロでした。
ただ、途中で炭の落ち方が悪く、突っつくとどさっと下がりました。その影響が塊の一部に出てしまっているようです(写真ではわかりません)。

参加者は成果にほぼ納得です。
こんど、できた塊は吉原刀匠と加藤刀匠に見てもらいます。

 

 


 

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