藤野23号だたら (2012.10.20)

予定していた10/7朝方3時頃に雨が降り出し、突然の延期。前日から十分乾燥作業をしていたのに、最近は天気予報がよく外れます。2,3日前の予報が大きく外れることがしばしばあるのですが、まさにそうなってしまいました。操業は2週間の延期です。参加メンバーの都合上、メンバー全員が土曜日の当日朝集合となりました。。。その結果、好天気のもとでたたら製鉄開始となりました。参加者:5名。地元のMLに流しておきましたが、見学者なし。もともとは地元のイベントに合わせての操業予定でしたが、どうやらあまり関心はないようなので、来年以降はやめようかな。いろいろ行事の立て込む時期でもあるし。

朝7:30現地集合。早朝から道路の渋滞が始まっており、みんな到着は約10分遅れ。今回も火入れの直前には西川さんから「がんばってください」とお電話をいただきました。
これまでは前日からの泊まり込み乾燥作業が恒例でしたが、今回は土曜日の操業だったのではじめての全員当日朝集合です。2週間前に十分乾燥作業をしたので、まあ大丈夫だろうと踏んでいました(炉作り9/23、乾燥10/6-7)。

急いで炉内清掃、炉の補修、炭の運搬(2週間前に近所の地主さん宅に配達済み)、電気配線、屋根上げ・・・・。火入れは8:23。そのほか、トイレテント設置、水中ポンプ設置など・・・。
原料を混ぜて使うと失敗の原因がわからなくなると西川さんから指摘されていましたが、女湯会議でもう一度同じことに挑戦すると前回直後に決定ずみ。材料は前回と同様、秩父鉱山産の磁鉄鉱からスタート。最初の原料投入は10:37。12:28羽口切り替え。11キロ入れたところで房総産の砂鉄に切り替え(12:48)。前回の反省を生かし、今回購入した炭は3センチ角のみ。

12:25のノロ出し、ノロはありそうだが出てこない。
13:19には羽口を突っつくと小さな粒鉄がくっついてきており、少しは安心。
13:27のノロ出し、粘いノロがありました。引っ掻き棒にくっついてきて、なんどもゆっくり流れ出すが、炉外にまで出てこない。かなり粘いノロでした。パホイホイ並み。Pele's hairも。
13:43、操業羽口が詰まってきたので、上段に切り替え。最後の砂鉄投入は14:10。総量は磁鉄鉱11キロ、砂鉄15.4キロ、総量で26.4キロです。

何となくずっとうまくいっていない感じでした。かといって、完全失敗、と思うほどでもない。
みんなで早めの終了を決めました。明るいうちに片付け・終了としたかったし、収量よりもとにかく塊が出来たかどうか。
送風停止15:00、解体です。レンガが結構くっついており、解体に結構力を使いました。

結果、収量は4.6キロですが、大きめの粒鉄と海綿鉄だけです。
これがまとまっていたらなあ。。。。。 結局、前半にうまく粘性の低いノロがつくれなかったことが原因かと考えています。

前回の反省はいろいろありましたが、結局生かせず、前回よりも悪い結果と思います。温度が上がらなかったのは間違いない。前回の反省で、火球が大きすぎ、炎の高さは60cmが適正、とこだわり、風量を絞りすぎたのか。それよりも火力を上げて粘性の低いノロをまず作り、確認するということを優先すべきでした。そのように反省していたはずですが・・・。

ケラと同様、まとまりのない報告ですが、ご容赦ください。
材料は今回と同じで懲りずに 最後の再挑戦の予定。


 

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