1年半ぶりのたたら製鉄。本日は好天なり。炉を作ったのは2020年3月。コロナ禍で1年以上経ってしまいました。
■参加者 松嶋、中嶋、内藤、鈴木、山崎(父、子)、千葉、稲川、中野、朝吹砂鉄は富山県の浜黒崎のもので、前からなかなかやっかい。
炉に火入れ後1時間35分後に、600gの砂鉄投入を始めました。やがて始業羽口の詰まりを突いてもノロが溜まっていたのでノロ出しを試みました。でも棒を突く位置と角度が問題でノロ出し失敗。
その後、操業羽口に切り替え、再度のノロ出し。ところが今度は始業羽口の土が剥がれてノロがドバッと吹き出してしまいました。怪我人が出なくて幸いでした。千葉さん「溶岩と同じ!」とよろこんでいました。
とにかく過去にこんなにノロが多かったことはありません。何とかノロの流れを止めました。
まあ、いろいろあって、これではッは無いかと覚悟はしていました。そして炉を解体してみると真ん中が空洞。
みんな諦めていたら、今回、初めての体験見学者の稲川さんがハンマーで叩きまくり「ここ硬い」と炉底の隅に見つけました。
そうとうノロを噛んではいますが、ずしりと重い。やれやれ---。結果としては、25.3kgの砂鉄投入から4.1kgの収量。ノロはだいぶかんでいるものの大きな塊は3.4kgでした。
後日、おろしがね用に上記のケラをハンマーで砕きました。900グラムの立派な塊が出てきました。