藤野33号だたら (2021.11.03)


参加者:中嶋、内藤、稲川(こぐま)、中村(ウメ)、朝吹、中野

<結論>失敗?!
完全に失敗とは言えないのですが・・・・。
炉を作ってから半年も経っていました。慎重にいつもより長く炉を乾燥してから砂鉄を投入しました。砂鉄は富山県の浜黒崎産です。これを使うのは4回目。
砂鉄の投入は12時を過ぎていたので、合計で投入砂鉄は21.9kgと少なめ。
ただ、気になっていたのが塩水を洗った砂鉄がとても白かったことでした。どう見ても砂鉄分が少なすぎる・・・・。

順調に砂鉄も炭も落ちていくのですが、なんとなくみんな一抹の不安。
磁鉄鉱の塊を砕いて操業をした時には、サラサラのノロができて喜んでいたのですが、ッが何もなかったことを思い出していました。

この時期はあっという間に暗くなってしまい、炉を解体しているうちに真っ暗に。ここで照明器具の登場。
小ッや粒鉄を集めようとしても暗すぎることと、ヒルがウジャウジャと出てきて、途中で作業を中止。

ケラはどこにもないかと思っていたのですが、持ち帰った塊を良く調べると何とか2kgほどはありました。

何年ぶりの失敗たたら製鉄です。原因は内藤真知子さんの一言「砂鉄の品位が悪すぎた」。まったくその通り。

浜黒崎の砂鉄を使いましたが、袋によってばらつきがありました。
気が付いた時にはもう他の砂鉄を洗って塩分を落とすには時間がなくて諦めてしまいました。

何年ぶりの失敗たたら製鉄ですが、欠席した松嶋さんの代わりにウメさんが来てくれて、楽しく作業ができました。

それから途中で、ここの地主さんを紹介してくれた写真家の三宅岳さんがお嬢さんを伴って遊びに来てくれました。
大学1年生の素直な感じの良い学生さんです。それにいっぱい質問する、とても積極的な性格で感心、感心。
すでに暗闇になっても作業を続けていたら、地主の河内さんも心配して見に来てくれました。

もっと質の良い砂鉄が欲しいな! それに次はせめて磁選しなくてはならないと反省。
懲りない黒鉄会です。でも、反省はしますよ!

 

好天の中、順調に進んでいたつもり・・・


翌日、朝になって見てみたら・・

 

照明器具1台点灯せず、ウィンチのラチェット破損(人力で屋根を上下)、送水ポンプの底破損(プラスチック部分)・・


 

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