参加者:山崎親子、中嶋、内藤、鈴木、稲川、川之上、北井、朝吹、中野、以上10名。朝は少し肌寒いお天気でしたが、いつものようにみんな黙々と働き出しました。9:03に火入れ。結果的には総量5.5キロほどの収量でした。ッとしてのまとまりは約2.8キロで後はバラバラなので、あまり良い出来とは言えませんが、とにかくまぁまぁ。
途中で写真家の三宅岳さんが2度ほどやってきておまんじゅうの差し入れ。また午後には中村正吾さんがとてもおいしいパンとクッキーを持ってやってきてくれました。
今回は炭の調達に苦労しました。いつもの業者に昨年10月に注文瀬売るも、納期のめどただず。再度2月に連絡するも状況変わらず。結果的に、石川県で販売している岩手県産の松炭、そして岩手県からも購入しました。
切り炭が全く残っておらず、炭切り人は黙々と真っ黒になって作業。
みんなで炭切 今回使用の砂鉄は、富山県の浜黒の物。これで最後です。前回の経験から磁選をしましたが、やりすぎだったかも。。
今回も、川之上さんの古代発火法で火入れ。さとみさんも自力で発火成功!
操業途中に悩んだのは最初のノロがネバ過ぎたことです。理由としては磁選のし過ぎか。それで途中からあえて石灰岩やシリカを入れて調整。
2度目のノロ出しはさらさらと出すぎるほど。
2度目のノロだし
初参加の日本製鉄所属の北井さんはさすがに製鉄のことをかなり知っていて、製鉄所では蛍石を使うことがあると聞いて、やっぱりねぇと頷きました。蛍石は強力ですからね。
砂鉄を25.6kg入れて作業は1段落。いよいよ炉の解体。
下の部分はノロが固かったので底上げ状態になりましたが、上のほうはトロトロのノロが流れました。
まるで玄武岩質溶岩が流れ出た様子とそっくりです。これくらいノロがサラサラなら何かはできているはず。塊としては、2.8kgのッのほかに小ッ・粒鉄を寄せ集めて5.5kgの収量。
みんな真っ黒になる春の楽しい1日でした。
炉の解体作業
炉底から落とす
まとまったのはたったの2.8キロ。。。