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１．大きな円錐形の成層火山ができた（古期乗鞍火山）．

２．50万年以上のあいだ，火山活動がおこらなかった．そのあいだに古期乗鞍火山の北半分（千町尾根の北）が浸食または山体崩壊で失われた．

３，４．32万年前から新期乗鞍火山の活動が始まった．12万年前にはほぼ成層火山（烏帽子火山体；２ヶ所を中心に成長した）が完成したが，その後4万年前までのあいだに山頂部（２ヶ所）がくずれてなくなった．

５．烏帽子火山体のくずれた頂部の中には四ッ岳溶岩ドームと恵比須溶岩丘，さらにその南に権現池火口を持つ剣ケ峰溶岩丘が活動し，火口が南北に並んだ現在の姿（６）になった．