三宅島、2000年10月7日午前の状況

ヘリコプター(CH-47J、陸上自衛隊木更津駐屯地第一ヘリコプター団)による観察:同乗者は大島さん(東大)、金子さん(東大)

現地上空の滞在時間は9:31から10:20。噴煙高度は最初は1,500mだが、後半は1,200m程度。真っ白い噴煙は南から南西方向に流れ、そのまわりには青白いガスが漂う。ガスの中をくぐると、強烈なSO2の臭い。降灰はしていない。カルデラ内にはガスが充満する。ヘリは、噴煙を背にしてカルデラを低空で横切った。真っ赤なスオウ穴、カルデラ底の赤茶色の水たまりが印象的。カルデラ壁には岩脈と思われる縦の筋が見える。南西壁では小規模な崩落を目撃した。西方上空にいるとき、カルデラの北端上空で赤茶けた“煙”が上がったが、崩落がおこったのだろう。
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