三宅島、2001年4月2日午前の状況

おおとり5号(警視庁)にて。 同乗者:大野さん(日大)、ほか乗務員3名、神津島交代要員4名(神津島で4名降り、3名乗る)。
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東京ヘリポート発8:40、三宅島観察時間は9:44〜10:13。 神津島経由でヘリポート戻り11:46。

噴煙の様子 白色噴煙の高度約1300m。主火口から連続的に噴出し、息をつくような様子はあまり見られない。北東にたなびく(写真1,2)。噴煙の下に青白いガスがカルデラ斜面を流れ下る(写真8)。

カルデラ内の様子 (ひょうたん型)主火口のうち、カルデラ底に近い孔からの噴煙は少な目の時がある(写真3,4,5,6)。火口壁が少し見える?ようで、北側がやや黄色味がかっており、硫黄の付着があるようだ(写真4,5,6;よくわからない?)。主火口の北側、割れ目からの噴気はかつてよりかなり少ない(写真3,6,7)。 カルデラ内の水たまりも相変わらずでほとんど変化がない。カルデラ東壁から主火口周辺へのくずれによる崖錐がかなり発達してきている (大野さん談、写真4,5,6参照)。

カルデラ外の様子 南側で、すでにあった破線状の亀裂を確認(写真7,10)。現地ではわからなかったが、写真を見るとその東(主火口の南)にも亀裂が残っていた(写真7,10)。スオウ穴の北の1874年火口列最上部にも水たまりができていた(写真7,10)。カルデラ斜面は緑がまったく見られないが、海岸付近は木々に緑が戻っている。その境界があまりにもシャープ(写真9)。

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