番号: 109  採取日:2018-03-13  産地:東京都 三宅村(三宅島) 阿古、錆ヶ浜
   
(北緯:34.07124444、東経:139.48023888)

三宅島調査の最終日(山崎さん(産総研)に同行)、帰りの調布行き飛行機の搭乗前に宿の近くの浜に寄る。この浜の少し北、夕景浜の温泉に入ったのは1991年の正月、三宅島の地質に最も詳しい、大先輩だった一色直記さんに案内を頼み、この島に来た時だ。後輩の川辺さん(産総研)も同行。まだ山頂には雄山という山があった頃だ(雄山は2000年噴火でカルデラ陥没で消滅)。1983年噴火の噴出物は噴火から3ヶ月後の1984年1月に調査に来たが、その時はそれより古い噴出物を観察する余裕はなかった。1991年の調査は1940年や1962年の割れ目噴火の調査が主な目的で、この近くの民宿に滞在し、温泉にも行った。まったく錆色の独特のニオイのする不透明な鉄泉だったと思う。記憶に残っている温泉の錆色と違い、波に洗われる錆ヶ浜は錆びてはいない。

(撮影:中野 俊)

 

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