番号: 172 採取日:2020-07-02 産地:山梨県 富士河口湖町 本栖(本栖湖)
(北緯:35.461181、東経:138.601509)富士五湖の1つ本栖湖の湖浜砂。ここの浜では富士火山が噴出したスコリアや溶岩が砕けて細かくなった角張った砂利が多く、砂分は少ない。少し水に入ったところからなんとか試料をかき集めた。遠く湖上には猛スピードで走るウィンドサーファーがたくさん遊んでいるが、この日はSUPは見あたらない。ここのすぐ北では貞観時代の噴火で青木ヶ原溶岩が流れ込み、高さ10メートルを超える東から西へ続く高まりを作っている。この日は湖畔沿いの道路脇に車を停めて烏帽子岳からパノラマ台に登り、久しぶりに富士山を眺めてきた。烏帽子岳ではブナの実が豊富になった枝がたくさん落ちており、今年はこのあたりがブナの当たり年のようだ。帰りに鳴沢村のすっかりなじみになっているお店に寄って聞いたところ、前日は台風並みの強風だったそうで、枝が多数落下していたことに納得。例年なら富士山は開山して多数の登山客が訪れる時期なのだが、この年はコロナ禍で全面的に登山禁止だ。
(撮影:中野 俊)
拡大写真(横幅 4 mm)
出典:富山市科学博物館画像ライブラリー、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)のもとに掲載を許諾されています。