番号: 173 採取日:2020-09-22 産地:栃木県 日光市 西ノ湖
(北緯:36.742820、東経:139.396238)中禅寺湖から切り離されたという西ノ湖(さいのこ)の湖浜砂。中禅寺湖の上流から河川の砂礫が流れ込んで切り離されたのだが、このようにできた湖沼を「遺留湖」というそうだ。この時は水位が低下して湖底面が広く露出しており、湖の中心に近くなると泥質な堆積物だ。表面には砂のほか、直径2,3mm程度の白い軽石も濃集しており、これは6世紀中頃の榛名山(群馬県)の噴火によるものだ(榛名伊香保軽石)。まだまだ湖畔の森は青いが、10月になって紅葉が始まると相当な観光客がここにも来るのだろうか。
(撮影:中野 俊)
拡大写真(横幅 4 mm)
出典:富山市科学博物館画像ライブラリー、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)のもとに掲載を許諾されています。