番号: 189 採取日:2021-05-05 産地:静岡県 沼津市 志下、島郷(とうごう)海岸
(北緯:35.066908、東経:138.875647)富士山南東、富士山でもトップクラスの流走距離を誇る約1万年前の三島溶岩流。その上を黄瀬川が流れ、下流で狩野川に合流し駿河湾に注ぐ。三島溶岩流の末端部に近い楽寿園へ行くと、至るところに縄状溶岩などの看板があり、干上がった池の底にも溶岩流が広く露出する。玄武岩の砂を求めてまずは沼津港北の千本浜へ。しかしここは延々と中礫サイズ以上の礫浜で、細かい砂は全くなかった。さらに沼津港より南へ下り、旧沼津御用邸南の島郷海岸に来た。ここでは黒っぽい砂が多く赤い砂も混じり、確かに富士山の玄武岩が起源かもしれない。この日は風が強く、海上ではウィンドサーファーが遊び、浜ではトンビが打ち上がる魚を狙ってソアリング。
(撮影:中野 俊)
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