番号: 207  採取日:2022-10-21  産地:静岡県 湖西市 横山(浜名湖)
(北緯:34.764700、東経:137.530603)

快晴の浜名湖。ウナギやカキ、ノリなどの養殖で有名だ。浜名湖は大学1年あるいは2年生の時以来だ。高校の同級生が浜松医大に進学したことで、何人かで訪ねて来たのだろう。その時の場所は全く覚えていないのだが、浜名湖の畔にたたずんでいた夕暮れの風景だけが頭の隅に残っている。ここは浜名湖の西岸だが、前々日は東岸のホテルに宿泊した。すでに廃業しているホテルもあるが、いくつかのホテルはがんばっている。もともと浜名湖は内湾だったという。6000年前頃の「縄文海進」により、海面が5mほど上昇。繰り返し起こる海進・海退によって、海岸線に複数の砂堤が形成され、湾は閉鎖的な環境を形づくっていった。3500年前頃になると湾口部は、潮流などで海から運び込まれた土砂によってせき止められ、閉塞して汽水湖となった。1800年前ごろには湖の水位が外海より1mほど高くなって、湖の水は一時的にほぼ淡水になったといわれている 。

(撮影:中野 俊)

 

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