番号: 24 採取日:2012-12-09 産地:鳥取県 米子市 和田町(弓ヶ浜)
(北緯:35.496281、東経:133.267078)米子周辺の玄武岩調査、往路は米子空港に降りたった。砂鉄を探し求めて何ヶ所か弓ヶ浜の浜辺を覗いてみたが、真っ黒く濃集している場所はそれほどなかった。弓ヶ浜半島は弓ヶ浜海岸のある美保湾側(東)から外浜、中浜、内浜の3列の浜堤列に大別され、西側の内浜は6000〜3000年前頃、中浜は3000〜2000年前頃、外浜は1000〜100年前頃に形成された、とする研究がある。その研究によると、それぞれの平均堆積速度は内浜おおよそ16万、中浜6万、外浜16万立方メートル/年となるという。外浜は内浜の堆砂量の3分の1程度だが、両者の速度には大差はない。つまり外浜に関して「鉄穴流し」がもたらしたと考えられる地形変化は、内浜の形成時と変わらない速度だということになる。
拡大写真(横幅 4 mm)
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