番号: 254  採取日:2023-11-14  産地:京都府 舞鶴市 瀬崎(瀬崎浜)
(北緯:35.54284、東経:135.348118)

大浦半島の瀬崎浜。竜宮浜から林道三浜瀬崎線展望台を目指したが、着いてみるとわざわざ来るほどの展望かと。しかし、展望台の看板に「博奕岬へ続く浜には白い石浜と黒い石浜がある」と解説。これではその浜に行かざるを得ない。狭い礫浜だったが確かに黒っぽい。浜の西端まで行くと確かに浜の砂礫は白っぽく、花崗岩も露出している。地質図を見ると、博奕岬は古第三紀の宮津花崗岩だが、手前の瀬崎付近は古生代の大江山オフィオライトの斑れい岩や超苦鉄質岩、舞鶴帯の泥岩だ。丸石主体の礫浜にも少しだけ砂があった。この後、舞鶴引揚記念館に立ち寄る。戦後の大陸からの引き揚げのために広島県呉港をはじめ18港の引揚港が全国に設置されたが、舞鶴港はその1つであり、最後まで残った港だという。

(撮影:中野 俊)

 

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