番号: 313  採取日:2025-08-28  産地:千葉県 九十九里町 不動堂
(北緯:35.507496、東経:140.436687)

九十九里浜の九十九里ビーチタワーのすぐ前。有料道路をくぐった先だ。今日も酷暑でまだ海水浴場は人が多く、監視人もいる。この浜の少し内陸に津波襲来の碑がある。1703年12月31日(新暦)に起こった元禄関東地震の被害を刻んだ碑だ。関東地震と言えば1923年の関東大震災を引き起こした大正関東地震が有名だが、相模トラフ周辺を震源とする関東地震には元禄型と大正型があり、元禄型の方がより震源地が広い。1703年の地震の震源は房総半島の南端付近。九十九里浜では津波の高さは4m、水死者推定2,387名。津波は深夜就寝中に3回押し寄せた。津波を逃れて陸にあがっても多くが寒さで命を落としたという。

(撮影:中野 俊)

 

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