硫黄尾根周辺の変質地帯

 湯俣川上流には広範囲にわたる熱水変質地帯があり,各所で温泉,冷泉が湧出している.2ヶ所で噴気孔群が見つかっており,今なお活発な活動を継続している.ただし,この付近の岩石は火山噴出物ではない.1年ないし数年に1回程度,噴気孔から熱水(?)の噴出があるらしい.この付近には見事な石灰華が見られる.



硫黄尾根の硫気変質帯
二酸化硫黄などの噴気ガスのため,植生が育たない.
岩石もボロボロで,草木が安定に成長できるところではない.
カモシカが死んでいることもあるそうだ.
さいわい,人が死んだとはきいていない.

変質帯を上空から見る.
硫黄分のためイワナも植生も育たない.
何カ所から温泉がわき出している.
白い滝は写真のほぼ中央.



これは活動を停止している硫気孔(硫黄沢).
現在も硫気ガスをさかんに吹いている活動中の孔もある.


ここで火山の概要は終わりです.あとは風景写真です.

Back