草 津 白 根 火 山

 草津白根山(くさつしらねさん)は活火山ですが、古い山体は60万年前くらいにできていました。19世紀初め以来10回以上の噴火が、水釜・涸釜・湯釜と弓池付近でおこっています。


草津白根火山の湯釜火口。後方に北アルプス後立山連峰、高妻山、妙高山など(左写真)。湯釜の左側火口縁には多くの観光客が押し寄せています。1981年当時、湯釜の水際まで観光客が下りていくことができました。1980年以降の噴火は湯釜と涸釜の中でおこっている小規模な水蒸気爆発です。なお、湯釜ではかつては硫黄を採掘していました。


弓池と駐車場を挟んで向こう側の湯釜のある火砕丘。弓池の周囲では、ワタスゲが生育する低層湿原からミズゴケの生育する高層湿原へ移化する。


草津白根火山にできた、日本一の褐鉄鉱鉱床の群馬鉄山。
その形成の源、穴地獄に生えるチャツボミゴケ。
このコケは、硫黄泉などの酸性泉に限って生育する特殊なコケです。

 

  

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