浅 間 火 山
 浅間山(あさまやま)は最近はおとなしくなっていますが、本州ではもっとも活動的な火山です。1783年(天明3年)の噴火では、大量の軽石を吹き上げ、火砕流が発生し、大きな被害をもたらしました。北麓の鎌原では村が埋まってしまいました。岩くずれが吾妻渓谷になだれ込み、利根川沿いでは洪水が発生しました。死者1,200人、流失家屋は1,300戸以上でした。この時の噴火の最後に鬼押出溶岩流が流れ出しています。

軽井沢の南より。少しガスが出ています。
左の山はもっとも古い山体の一部、剣ヶ峰です。


浅間火山の前掛山。黒斑山外輪山より望む。有史以降の噴火はすべて山頂火口でおこっています。この外輪山から内側は立入禁止となっていますが、『百名山』ブームの影響で山頂をめざす登山者が・・・。前掛山まで解禁されました。


黒豆河原の鬼押出溶岩。典型的なブロック溶岩です。
左奥は小浅間山という名前の溶岩ドーム。


  

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